勅を奉るに請に依れ

助からないと思っても助かっている

守銭奴的公務員試験受験案内2

ただの足きり試験にすぎない筆記まとめ


【筆記試験】
まずは1次の筆記を突破しなくては話にならない。そこそこの高倍率になっているが、ボーダーさえ突破しれば確実に受かる制度なので問題はない。受験者もかなりの人が記念受験だったりするので、実質倍率はさほどではない。一般的に言われているボーダーは「6割5分」なので、苦手科目は思い切って捨てることも必要になってくる。
とにかく効率的にやらないと疲れる。



○教養試験
いわゆる一般教養。難易度はセンター試験と同じくらいだろうか。
何を取り何を切るか、それが問題だ。


・数的処理
全力で鬼門だと宣言する。
個人的なイメージは、くそ難しい「平成教育委員会」といったところ。パズルのような判断推理と、速さや濃度といった数的推理、投影図などの空間把握に分かれ、どの試験でも15~20問という大きなウェイトを占める。「数的を制するものは教養を制す」といっても過言ではない。毎日3問づつでもコツコツやることが推奨されている。

まぁ俺はほとんど勉強しなかったけどNE!
パズルな判断推理は何もしなくても何となく解けたけど、残り2つは何をどうやっても理解できなかったのでオールスルー。とりあえず正答率50%あればいいかな、という感じで何とか乗り切ったけど、今考えると、とんでもなくバカな博打だと思う。まったくもって運がよかった。せふせふ


・文章理解
基本的には国語3問、英語4問。これは大いに得点源になった。特に対策は必要ないと思う。というよりもっと歯ごたえのある問題が欲しかった。国Ⅱで2問間違えたときは、眠れないほど悔しかったけど。


・人文系
歴史とかいろいろ。これは過去問解いたくらいだろうか。というか、とてもじゃないけど日本史最初から勉強します!みたいなテンションは無理。直前期に要点だけ詰め込むが吉。


・自然科学系
捨てた。わからん。以上。


・時事系
思ったより細かい。あまり正答率は高くないように思われる。過去問が役に立たないというのが致命的にしんどい。新聞を読んでおくにこしたことはないが、得点源とするような人は少ないと思う。



<教養まとめ>
ハッキリ言って数的次第。高校で習うような範囲は「知ってるか知らないか」というような運も必要になってくる(そりゃ全部カバーするのが理想だが)し、20問中コンスタントに7割とれるようになれば教養に関しては問題ないと思う。時間配分もなかなか難しいので、模試などを利用して自分にあったスタイルを見つけることも肝要。時間かけても点が伸びないのが辛いところなので、俺はほとんど勉強した記憶がないけど、まぁ運が良かった。あふぅ




○専門試験
法律とか経済とかそこらへん。覚えれば点は伸びる。それだけ。


・経済原論
特に難しい計算は要求されない。図を描けば理解できるっぽい。スー過去2周でなんとかなった。


憲法
全問正解が要求される。どの試験でも取りこぼした俺カワイソス。問題集は2周。


民法
どう見ても鬼門です本当にありがとうございました。
他を圧倒する計り知れない分量、イメージしにくい条文は本当に辛い。昨日覚えたはずのことが理解できていないときの絶望感といったらない。とにかく繰り返し過去問を解き、忘れているところはひたすらノートに書き写して無理やり覚えた。問題集は5,6周。唯一「勉強したなぁ」と思える問題集になっている。


行政法
大阪民が最高裁まで粘って判例作るの面倒です^q^
でも民法に比べるとだいぶ楽。問題集は3週。


以上の4つが専門で大きなウェイトを占める。勉強時間の半分以上はこの4科目に費やしてきたと思う。民法はほんま鬼やでえ。
その他はオプションみたいなもの。効率的な勉強が求められるNE!


行政学
ひたすら暗記科目。簡単そうには見えるが、国Ⅱの問題は猛烈に細かく地雷気味。


・政治学
ひたすら暗記科目。簡単そうに見えるが以下略。
これをやると、ニュースや新聞を見てわかった気になれる。


・財政学
経済原論や時事との絡みが多く、少ない時間で効率的に点がとれる。早く気付けばよかった。


経営学
社長になれそうな気がする。簡単な問題と鬼な問題の差が激しくて困るが、何とか得点源にしたい科目。


会計学
国税で必要。要点絞って7問中5問正解を目指したい。



<専門まとめ>
忘れた箇所をひたすら書いて覚えた。ルーズリーフ100枚弱もよく書いたと思う。やればやるだけ点は伸びるが、時間も果てしなくかかるので、本当にコツコツやるのが必要になってくる。オプション科目はほとんど6月に入ってから突っ込んだが、流石にオススメはできない。いやほんと疲れた。



【筆記まとめ】
ハッキリ言って独学ではかなり難しいと思う。講義で講師から直接習うのが必要、とは必ずしも思わないが、講義というある程度強制力があるものを利用しないと、なかなか勉強を続けるのは難しいと思う。また、頻出の箇所を重点的に学べるのもでかい。講師が「普通の人の3分の1の時間で合格させてやんよ」と豪語するのも頷ける。
正直、法律や経済に縁のない学部は苦労すると思う。大学受験と違って、全てゼロから学ぶ、というのは精神的にもかなりしんどい。文学部の存在意義が本気でわからなくなる試験かもしれない。



【公務員試験学内講座概要】
6~7月 平日(月~金)で4コマ 土曜に3コマ
8~9月 週15コマペース 辛い
10~翌5月 平日8コマ 土曜に3コマ 鬼だ



【参考にならなすぎる守銭奴的スケジュール】
6月 
公務員試験に向けての勉強スタート
初日から講師に「最後列に座ってる人は受からないよ」と言われ、死んでも動くかと天邪鬼的決意を固める。
講義を除いた勉強時間は平均2時間程度
8月
講義をさぼりはじめる。教養は直前期に詰め込めばいいだろ、とたかをくくる。数的もあきらめる。専門の勉強はそこそこやってた。
11月
ここらへんはそこそこ真面目だった。波はあったが、平均して3時間はやってたと思う。それでも少ないけど。
12月
何年かぶりの風邪をひく。やる気ストップ安。ここから1月下旬まで講義にすら出席せず。blog更新頻度がそれを表していると思う。
2月
ようやくヤバイことに気付く。2週間ほど1日10時間ペースで頑張って、下旬の模試ではそこそこの結果を出す。ここら辺から講義のDVDを見だす。すぐに1.5倍速で見ることを覚える。
3月
30枚レポートきつすぎワロタ DVD視聴を含めた平均勉強時間は5時間ほど。
4月
講義終わって、自宅でDVDを見る生活が限界になってくる。国Ⅰ直前は死んでた。
5月
4日 国Ⅰ1次試験。フルボッコ
18日 大学職員1次 まぁまぁ
ここら辺から本気を出し始める。が、あまりにサクッと問題集が終わってしまって案の定油断。裁事前にNARUTO全巻読み返し作業開始。木の葉崩れで終わっておけば良かったのに、と思いつつ前日の午前3時に完了する。
6月
1日 裁事1次、フルボッコ ここでようやく目が覚める。ここから本気モード。1日10時間+ゼミの準備で狂いそうになりながら過ごす。オプション科目を3週間で詰め込むとは流石俺といったところ。ただ頭が悪いだけという説もある。   
15日 国税1次
22日 国Ⅱ1次、ここで糸が切れる。29日の地上までニート生活。ほんと1次受かったのは運が良かった。
7月 ブログ毎日更新するくらいニート国税2次で目が覚めるも時すでに遅し。
8月 死んでた。






本当に運が良かった。もうそれしかない。ほんとに。