勅を奉るに請に依れ

助からないと思っても助かっている

秋アニメまとめ1

最終回二つ。面白かった順。
レールガンは一区切りついたしいいよね。


とある魔術の超電磁砲

面白かった。気合入ってたし。
小さい事件から大きな事件へ、定石ではあるけど、自然に物語が進むってすばらしい。

だが長井、てめえはダメだ。

1話で佐天を登場させるためにバッサリ展開を変えたのは、アニメ化するにあたって仕方ないにしても、それ意外ではとにかく無駄な改変が目立ってしまった。
木山先生を無駄に都市伝説にしたり、初春の「想定してなかったんですか!?」や手錠アタック、上条さんのATM登場シーンなど、まさに枚挙に暇が無いとはこのこと。尺稼ぎならともかく、変える必要のないシーン(と私には思えた)まで変えたのには疑問符しか浮かばない。比較するのはあれだけど、原作の微妙な台詞回しを丁寧に修正していた「咲」とは対照的ですらある。

vs. AIMバースト時のビリビリのセリフも辛かった。まさか〆に自虐的同情とは。めちゃめちゃ攻撃しまくってるんだから、そこは原作通り「喝」で問題ないだろう。同情と攻撃、流石に相反してるってばよ。

ということで、まとめると
・尺稼ぎはもちろんないほうがいいけどアニメ化するなら仕方ないよね!
・いわゆる主要キャラを目立たせないといけないのは面倒だけどアニメ化ならry
・女の子同士のキャッキャウフフと女の子同士のすれ違いを描きたいのはわかったけどレールガンについてはもっとスッキリしてるから!


ということです。

でも面白かったよ。



にゃんこい

瀬戸嫁的なハイテンションラブコメ部分はすごく面白かった。小ネタも効いてたし。
ただ、わりと真面目なラブコメ風になりだしてから、特に住吉さんがガチになってからは正直辛かった。11話だけで住吉ターンは終わりでも良かったと思う。ちょっと水野ターン少なすぎじゃないかなぁ。

それを差し引いても安心して楽しめたのは間違いなく、ありがとうございましたご馳走様でした。
やっぱり時代は上条さんを求めているんだよ。



聖剣の刀鍛冶

けいおん作画最高や!

ラスボスって近所にいるのかよ、とか、衣(cv.福原香織)ってなんだったの?とか、そういう物語構成上の瑕疵はある。ただ、ひとつひとつのエピソードはしっかり違和感なく作られてるし、投げっぱなしでありながら実は綺麗に〆てるっぽい最終話までわりとスムーズに楽しめる。以下各論(?)


ファンタジーの王道とも言える世界観プラス刀っていうのは面白いけど、タイトルにあるわりには「刀」がアクセント程度にしかなってなかったのが残念だった。もっと剣と刀の違いを引き立てるような戦闘があっても良かった。なんかよくわかんないけど、鎖鎌やクナイなんか使い出したら意外と面白かったかも。

ストーリーはかなり駆け足。いや、8月末に死ぬ気で夏休みの宿題を終わらせる感じ。
オリジナルのラストを作らないといけないのが、原作未完ものの辛いところだろうけど、それがわかってるんなら悠長に衣編なんてやってる場合じゃなかった。ラノベでの1エピソードとしてなら安心して楽しめる内容だったけど、3話も4話もそれで消費してちゃラストが駆け足になるのは目に見えてたはず。リサとアリアの個別エピソード1つずつ、あとは流れでラストまで行く展開で、1クールちょうどくらいじゃないかなと思う。

戦闘シーンは、期待してたサムチャ的チャンバラではなかったけど、気合入ってて楽しかった。そこはかとなくブリーチなのは別にいいや。

最後にやっぱり、けいおん作画最高や!