勅を奉るに請に依れ

助からないと思っても助かっている

最近買った漫画メモ

これも遡る。
買うものが売れてるんじゃない、売れてるから買うんだよ。

バガボンド(31)(モーニングKC)バガボンド(31)(モーニングKC)
著者:井上 雄彦
販売元:講談社
発売日:2009-09-03
おすすめ度:4.5
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どこへ向かうのか、よくわからなくなってきた。
画も「小次郎編」と比べると、どことなく手抜き臭がする。ここ一番では相変わらず半端なくうまいけど、背景キャラの投身とか、気になって仕方ない点がいくつかある。同じく、ほとんど画集として買っている「天上天下」が(画については)張り切りまくっているからどうもムダに比べてしまってダメだ。
画風その他もろもろまったく違うだろ、というツッコミは甘受せざるを得ない。

ストーリーはよくわからない。
特に感想はないけど、又八がフェードアウトしたっぽいのが残念。
そして又八という存在が、いったいなんだったのかという根本的な疑問。異常な存在ともいえる武蔵の引き立て役であり、同時に一般人(読者)代表という任務も担っていたようにも思えるけど、つまるところそれだけであって、物語の大筋にちょこちょこ関わっているわりには、主要人物の心の動きにあまり関与してないのが辛い。もう少し、武蔵やおつう、小次郎にとって、大きな人物として描いても良かったんじゃないかと思う。


ONE PIECE 巻55 (ジャンプコミックス)ONE PIECE 巻55 (ジャンプコミックス)
著者:尾田 栄一郎
販売元:集英社
発売日:2009-09-04
おすすめ度:5.0
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手が付けられない面白さ。
大長編を存分に生かした展開にカタルシス噴出せざるを得ない。
クロコダイルちゃんに砂にしてもらいたいよぉ~


ジパング 41 (モーニングKC)ジパング 41 (モーニングKC)
著者:かわぐち かいじ
販売元:講談社
発売日:2009-08-21
おすすめ度:2.5
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長い…もはや永い。
これほどまでに永いクライマックスをやられて、冷めない人間がいったいどれほどいるのだろうか。
マリアナ開戦で、大和の主砲が米機動部隊を捉えた瞬間までは、構想・展開ともにマーヴェラスの一言だったのは衆人一致するところ。
しかし、この世界で「核」を生み出した張本人・かわぐちかいじその人こそが、それを手に余らせているという悲劇。風呂敷を広げ続けているときだけは、作者も読者も楽しいんだけれど、それをまとめてくれなくちゃ泣くしかないよ。


へうげもの 9服 (モーニングKC)へうげもの 9服 (モーニングKC)
著者:山田 芳裕
販売元:講談社
発売日:2009-07-23
おすすめ度:5.0
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利休切腹シーンはすごい。
本能寺の変と同様、物語の山を、瞬時に、とてつもなく大きくする演出は本当にすごい。

次の山はおそらく「秀吉の死」だろうけど、濃く深い孤独を背負った秀吉が、どんな死に様を晒すのか、激しく楽しみである。

それにしても、小説なんかでわりと有名な「瓜畑遊び」ってどこに記録が残っているんだろうか。
そして家康の金時が怒っていたのはどういうことなの…。
また今日も眠れそうに無いよ…♂