勅を奉るに請に依れ

助からないと思っても助かっている

2012冬アニメまとめメモ

GIGAZINE先生の一覧順で。


夏目友人帳 肆
大安定。
もういい加減にネタないだろ、夏目も自分の立ち位置ハッキリさせちゃったし、と思ってたけど、それでもまだまだエピソードを作り出せることに驚いた。夏目の子ども時代と比較して、というネタはありそうであまり描いてこなかった分野で、4期の大きなテーマになっていたように思う。過去を切り捨てずに大事にするっていうのは優しくていいよね。

妖怪と人の係わりを切なく描いた定番の4話、夏目と田沼の優しい距離感がたまらない7、8話、信仰が薄れて消えていくメソッド炸裂の10話が特に好き。


モーレツ宇宙海賊
大穴。
地雷臭しかしないタイトルとキャラデザ、おまけにOPのひどさで開始15秒で切ろうかと思ったけど、これがわりと本格的な(雰囲気がする)SF的作品に仕上がってる。5話あたりのヨット部電子戦、10話あたりの弁天丸航行の描写は、適度に細かい(それっぽい)単語を散りばめて、実にワクワクさせる宇宙船航行の雰囲気を醸し出してる。
チアキちゃんかわいいし、2クール目も楽しみ。


輪廻のラグランジェ
「配牌タンピン一向聴でさっさとリーチしたいような作品じゃないですかね」という1話での感想が現実のものとなってしまった。軽いノリで軽く見せて欲しい。セカイ的な設定の必要性がわからないし、そういう雰囲気作りも雑。キャラデザは好みなんだけど…。


Another
こんなアニメが見れるのかという感じ。
新本格ミステリ…いやただのホラーだったけど、それを本気でやろうとしたアニメって他にないんじゃないか。萌え要素がなかったとは口が裂けても言えないけど、おふざけ展開なしにホラーを描き切ったのはとても意欲的で、とにかく新鮮だった。ただ肝心要のラスト合宿死にまくり編で、本当に死にまくり殺されまくりで、そこまで積み上げてきたホラー的雰囲気がどこかお笑いチックになってしまったのは残念。
あとやっぱり災厄の理由がないのは消化不良。ミステリというと一般的には推理小説を指すんじゃないの、という違和感もある。ツッコミ待ちの作品なのかもしれないけど。


あの夏で待ってる
青の高値は4、5話あたりで、沖縄以降、裸族の株がジワ高。一貫して堅調だったのが哲郎だった。作品自体の高値はどう見ても8~10話。特に8話で青が完全にフラれるシーンは最高。人生で椋がフラれるシーンと同じで、行動で明示されるっていうのが良いね。
11話以降は脚本も「もうこれでいいや」っていう投げやり感があった。見る側としても「うん、これでいいよ」っていう不思議な感じだった。

あの花」でもそうだったけど、見せ場をフラッと不意打ち気味に出してくるからザクッとやられる。テツローのチクリシーン、裸族の告白シーンとかまさにそれ。でも一番好きなのは3話の海人と先輩のやり取りかな。



テルマエ・ロマエ
面白かった。でもFlashアニメにしなくてもよかった。


妖狐×僕SS
キャラが可愛い、(Cパートの)ギャグは面白い、ストーリーはしっかり破綻なくまとめてくる優等生。
本編ギャグパートの寒さがなかったらなぁ。


ブラック★ロックシューター
正直よくわからなかった。が、雰囲気だけでかなり楽しめた気がする。
CGを組み合わせた戦闘シーンは単純にかっこよかったしね。

カガリちゃんは冬アニメで一番かわいい。



そんな感じ。
やっぱり見終わった直後に描かないとダメだな。