夏目友人帳 感想

スッと体に入ってきて、不思議と癒される物語の連続だった。
特に大きなヤマがあるわけではなく、驚くようなオチがあるわけでもないけど、懐かしい和の雰囲気に包まれた、どこか切ない妖怪と人の交わりに心を射抜かれてしまった。優しい雰囲気を醸し出すBGM、余韻にじっくり浸れるEDも、癒し効果を高めていたように思う。

決して交わることのない妖怪と人とのパイプ役として、また、妖怪そのものを救う役として、主人公である夏目がどんどん成長していくのが楽しい物語でもあった。13話の、夏目の妖怪に対する意識が確固たるものになる（なっていた）シーンは本当に頼もしい。2期では、子狐やヒノエが指摘していたような、夏目と人との関係がもっと描かれればと思う。後半空気すぎる「友人帳」を使うエピソードも見たい。


あー、どこかにニャンコ先生落ちてないかな。